上映プログラム

夕暮れ映像祭は「上映」「トークセッション」「ワークショップ」という3つの企画で構成する、全国の地域を扱った写真・映像資料の市民との共有と活用を考えるイベントです。

上映プログラム

 12月2日(月曜日)

「ゆしぐとぅ」


“沖縄戦を他人事からジブンゴトに”をテーマに戦争を知らない世代がメガホンを取った仲村颯悟監督の『ゆしぐとぅ』(2016年/24分)

上映時間

17:30〜18:00

アフタートーク

18:00〜18:45

【映画紹介】

東京に住む主人公である女子高生の元に、ある日突然亡くなったはずの“おばぁ”が現れた。 このことをきっかけに、主人公が今まで知ろうともしなかった、“おばぁ”が経験した戦争を沖縄で学んでいく。

2016年6月23日にWEBにて公開された短編映画。 沖縄戦を経験した者は次第に少なくなり、戦争を知らない若者が増えている。沖縄戦とは 果たして"過去の出来事"なのか。沖縄の歴史を知ることの意味とは何なのか。全ての世代の人々に、改めてその意味を確かめるきっかけとなる作品。スタッフやキャストは沖縄出身者が多く、『沖縄の戦争を知らない世代』による想いが詰まっている。


【監督紹介】

[仲村颯悟監督]
1996年沖縄県生まれ。小学生の頃から映像制作を行う。これまで制作した作品は30本以上に及び、⻑編デビュー作は13歳の時に監督した『やぎの冒険』。大学入学後の2016年、架空の村「辺野座」を舞台にした『人魚に会える日。』を監督。*1日目は監督を交えてのトーク。


 12月2日(月曜日)

「震災復興のあゆみ〜あの時と今〜」


阪神・淡路大震災で被災した神戸・野田北部・鷹取地区を撮りつづけてきた青池憲司監督の『震災復興のあゆみ~あの時と今~』(2008年/33分)

上映時間

19:00〜19:35

アフタートーク

19:35〜20:20

【映画紹介】

阪神淡路大震災の40秒間の揺れから41人が亡くなり、野田北部まちづくり協議会による復 興に向けた活動が始まる。しかし、道路幅の 増減、土地問題が住⺠を苦しめる。そんな中、一人ひとりが手を取り合って「まちづくり」 をしていく模様を映し出した作品。


1995年1月17日(火曜日)午前5時46分阪神・淡路大震災が発生し、国内史上初の震度7が観測された。関連死を含めた死者が6434人、住宅被害が約64万棟の大震災であっ た。本作は、神戶市⻑田区野田北部地区で阪神淡路大震災を被災した住⺠に焦点を当てた作品。

【監督紹介】

[青池憲司監督]
1941年、名古屋市生まれ。神戶、石巻の復興をテーマにドキュメンタリー作品を撮る『琵琶法師 山鹿良之』(1992)『阪神大震災 再生の日々を生きる』(2000)『まだ見ぬまちへ〜石巻・小さなコミュニティの物語』(2018−学前 夕暮れシアター最終回上映作品)

 12月3日(火曜日)

「フラガール」

 閉山の危機に追い込まれた常磐炭鉱を舞台に観光政策への転換をドラマ化し大ヒットとなった李相日監督の『フラガール』(2006年/120分) 

上映時間

17:30〜19:30

アフタートーク

19:30〜20:00

【映画紹介】 

人生には降りられない舞台がある―。

まちのため、家族のため、友のため、そして自分の人生のために、少女たちはフラダンスに挑む。

昭和40年、本州最大の炭鉱・常磐炭鉱では大幅な人員削減が迫り、かつての基幹産業としての隆盛は見る影もなくなっていた。そんなまちを救うため、この北国に"楽園ハワイ"を作り上げるという起死回生の一大ブロジェクトが持ち上がる。目玉はフラダンスショー。盆踊りしか知らない炭鉱娘にフラダンスを教えるため、東京からダンス教師が呼び寄せられた.元花形ダンサーで気位の高いその女性は、最初は炭鉱や素人の炭鉱娘たちを馬鹿にするが、やがて少女たちのひたむきな熱意に、忘れかけていた情熱を再燃させる。ひとりひとり厳しい現実を抱えながらも、炭鉱娘たちは友情を支えに強く美しくフラダンスの真随を体の中に染み込ませていく。そして―。 

常撃ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)の誕生を支えた人々の奇跡 

の実話、感動の映画化!

【監督紹介】

[李相日監督]
1974年新潟県生まれ。高校まで横浜の朝鮮学校に通う。大学卒業後、日本映画学校に入学し映画を学ぶ。卒業制作作品「青〜chong~」(99)がぴあフィルムフェスティバルでグランプリを含む史上初の4部門を独占。その後、スカラシップ作品として制作されたIBORDER LINE!(02)で高い評価を得て、村上龍原作メ宮藤官九郎脚本作品[69sixtynine!(04)の監督に大抜擢された。今、日本映画界で最も注目されている若手監督。最新作は『スクラップヘブン!(05)。

(C)2006 BLACK DIAMONDS

 12月5日(木曜日)

「ゆしぐとぅ」


“沖縄戦を他人事からジブンゴトに”をテーマに戦争を知らない世代がメガホンを取った仲村颯悟監督の『ゆしぐとぅ』(2016年/24分)

上映時間

18:00〜18:30

アフタートーク

18:30〜18:55

【映画紹介】

東京に住む主人公である女子高生の元に、ある日突然亡くなったはずの“おばぁ”が現れた。 このことをきっかけに、主人公が今まで知ろうともしなかった、“おばぁ”が経験した戦争を沖縄で学んでいく。

2016年6月23日にWEBにて公開された短編映画。 沖縄戦を経験した者は次第に少なくなり、戦争を知らない若者が増えている。沖縄戦とは 果たして"過去の出来事"なのか。沖縄の歴史を知ることの意味とは何なのか。全ての世代の人々に、改めてその意味を確かめるきっかけとなる作品。スタッフやキャストは沖縄出身者が多く、『沖縄の戦争を知らない世代』による想いが詰まっている。


【監督紹介】

[仲村颯悟監督]
1996年沖縄県生まれ。小学生の頃から映像制作を行う。これまで制作した作品は30本以上に及び、⻑編デビュー作は13歳の時に監督した『やぎの冒険』。大学入学後の2016年、架空の村 「辺野座」を舞台にした『人魚に会える日。』 を監督。*3日目は監督を交えてのトークはございません。


 12月5日(木曜日)

「震災復興のあゆみ~あの時と今~」


阪神・淡路大震災で被災した神戸・野田北部・鷹取地区を撮りつづけてきた青池憲司監督の『震災復興のあゆみ~あの時と今~』(2008年/33分)

上映時間

19:00〜19:35

アフタートーク

19:35〜20:00

【映画紹介】

阪神淡路大震災の40秒間の揺れから41人が亡くなり、野田北部まちづくり協議会による復 興に向けた活動が始まる。しかし、道路幅の 増減、土地問題が住⺠を苦しめる。そんな中、一人ひとりが手を取り合って「まちづくり」をしていく模様を映し出した作品。


1995年1月17日(火曜日)午前5時46分阪神・淡路大震災が発生し、国内史上初の震度7が観測された。関連死を含めた死者が6434人、住宅被害が約64万棟の大震災であっ た。本作は、神戶市⻑田区野田北部地区で阪神淡路大震災を被災した住⺠に焦点を当てた作品。

【監督紹介】

[青池憲司監督]
1941年、名古屋市生まれ。神戶、石巻の復興をテーマにドキュメンタリー作品を撮る『琵琶法師 山鹿良之』(1992)『阪神大震災 再生の日々を生きる』(2000)『まだ見ぬまちへ〜石巻・小さなコミュニティの物語』(2018−学前 夕暮れシアター最終回上映作品)

 12月6日(金曜日)

「生きる街」

東日本大震災による家族の亀裂に立ち向かう女性を描いた榊英雄監督の『生きる街』
(2018年/124分) 

上映時間

17:30〜19:35

アフタートーク

19:35〜20:10

【映画紹介】

海沿いの町で暮らしている4人家族は、2011年3月11日の東日本大震災によって生活が一変してしまいました。夫を亡くした妻はいつか帰ってくることを信じて地元を離れずに生きています。避難所生活ののちに民泊の営業に乗り出しますが、被災のトラウマから娘や息子と妻の想いはすれ違い始めていました。そんな時、以前同じ町に住んでいた韓国人青年がやってきます。彼が持ってきた手紙に託された想いに触れ、止まっていた家族の時間がまた動き出すのでした。

この映画の舞台となったのは、東日本大震災の被災地でもある宮城県石巻市です。大きな揺れと巨大津波に襲われた石巻市では震災によって2万棟以上が全壊、現在も仮設住宅などを利用している方も多くいらっしゃいます。

東日本大震災をテーマとしたこのヒューマンドラマは、最大規模の被害を受けた石巻市で、未来への希望に向かって生きる姿を描いています。自分の生き方を見つめ直すきっかけにもなる作品です。

【監督紹介】

[榊英雄 監督]
1970年生まれ、長崎県出身。1995年に古厩智之監督の「この窓は君のもの」に主演し俳優デビュー。多くの海外映画祭にて支持を得て、以降映画やTVドラマにて活躍する。2007年、「GROW-愚郎-」で商業監督デビューを果たすと、幅広い作風の作品を次々に発表。2014年公開の「捨てがたき人々」は、第26回東京国際映画祭コンペティション部門正式出品、第9回KINOTAYO映画祭批評家賞を受賞。

(C)2018「生きる街」製作委員会

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